【初心者向け】jQuery Mobileとは?開発終了してるけど使って大丈夫?
jQuery関連のライブラリやフレームワークの中で、有名なフレームワークの一つが「jQuery Mobile」です。
jQueryそのものに比べると知名度はやや劣りますが、数年前まではWEBサイト制作によく用いられる汎用的なフレームワークでした。
ただ、現在ではそのjQuery Mobileも開発・サポートが終了しており、古い技術の一つとなりつつあります。
今回は、そんなjQuery Mobileについて、どういったフレームワークなのか、開発・サポートが終了した現在でも使ってよいものなのか、初心者向けに解説していきます。
jQuery Mobileとは?
jQuery Mobileは、モバイルと名前にある通り、jQueryの機能を使って携帯端末向けのWEBサイトを作れるフレームワークです。
要するに、レスポンシブデザイン対応サイトの作成を補助するツールですね。
現在ではスマートフォンやタブレットでWEBサイトを閲覧するのも当たり前のことです。
ただ、jQuery Mobileの登場当時は今ほど携帯端末によるブラウジングが一般的ではなかったため、中々目新しい技術としても注目を集めました。
使い勝手を文章にして伝えるのは非常に難しいのですが、要するに「フレームワークを読み込むだけでスマートフォンでも快適に閲覧できるWEBサイトに仕上がる」と言えば、その利便性が伝わるでしょうか。
とにかく、使えば簡単にレスポンシブデザインが実装できるということで、実際の開発現場でも用いられるほど便利なフレームワークなのは事実です。
現在は開発・サポートが終了
jQuery Mobileはその利便性から利用者も多く、比較的使われているフレームワークだったのですが、2021年をもってその開発およびサポートが終了しました。
開発・サポートが終了したということは、今後、jQuery Mobileに何らかのバグや欠陥が見つかったとしても、それらの改善や修正のアップデートが公式になされることは基本的にない状態ということです。
バグや欠陥が放置されるわけですから、今後新たに脆弱性が見つかった場合、何らかのサイバー攻撃に利用される危険性はあります。
開発終了した後も使って大丈夫?
jQuery Mobileの開発・サポートは終了したものの、明確な後継ツールは未だに登場してきていません。
いえ、少なからず登場はしているものの、そこまで広まっていないという感じでしょうか。
そのため、未だにjQuery Mobileを開発に用いたい、と考えている方もいるのではないでしょうか。
結論から言えば、jQuery Mobileを今から使うことには何の問題もありません。
開発・サポートが終了したとは言え、そもそもjQuery Mobileはフロントエンドに影響するフレームワークです。
フロントエンド側で使用しているツールに脆弱性が見つかったとして、それが個人情報の漏洩や機密情報の流出に繋がることは基本的にありません。
もしそういった危険性があるなら、フロントエンドと繋がりを持たせていること自体が問題であり、開発の仕方から見直すのが正しいです。
したがって、現状の利便性だけを求めてjQuery Mobileを利用するのは、現在も今後も特に問題はないと言えます。
そもそもjQuery Mobile不要説
ここまで「jQuery Mobileを使ってもいいよ!」と書いていてあれですが、管理人の持論として、「そもそもjQuery Mobileなんて使わなくて良くない?」という考えもあります。
jQuery Mobileが登場した10年前は確かにレスポンシブデザインを作るのに少し手間はかかったかもしれませんが、現在ではスマホ用のCSSを記述するだけで簡単にレスポンシブ対応のWEBサイトを作ることができます。
jQuery Mobileに依存したデザインのWEBサイトを作るくらいなら、多少手間でもCSSを自ら記述してレスポンシブ対応させた方が自由度も拡張性も高いです。
昨今では素のHTML・CSSだけでも、そこそこ上質なWEBサイトを作れるような時代ですから、わざわざ開発・サポートが終了したjQuery Mobileを使う意味はほとんどありません。
学習コストを考えると、わざわざjQuery Mobileを導入する方が不便とまで言えるかもしれませんね。
あくまで管理人の意見ですが…
まとめ
jQuery Mobileは現在開発・サポートともに終了していますが、フロントエンドの技術であるため、今後運用していくこと自体には何の問題もないと言えます。
ただ、jQuery Mobileの導入をするなら、自分でHTMLやCSSをレスポンシブデザインに対応させた方が、開発の自由度や拡張性が高いです。
jQuery Mobileを使うかどうかは自由ですが、長く運用するようなWEBサイトなら、HTML・CSSだけでレスポンシブ対応のサイトをコーディングするのが良いでしょう。