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「未経験歓迎」の求人には要注意!エンジニア求人の注意点とは?
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2022/06/19
2022/08/12

「未経験歓迎」の求人には要注意!エンジニア求人の注意点とは?

学生、社会人問わず、未経験の状態からエンジニアを目指そうとする方は少なくありません。しかし、残念なことに、世の中にはそういった人々を地獄へと突き落とす企業も点在しているものです。今回は、仕事選びで失敗しないため、未経験からエンジニアを目指す際の求人選びで注意すべきポイントを解説します。

そもそも未経験のエンジニア志望は採用してもらえる?

ご存じの方も多いと思いますが、エンジニアは技術力・専門性が求められる職業です。したがって、業界的に技術のない方は基本的に需要がなく、技術分野で活躍することはありません。

ただし、そんなことを言っていては会社として新規人材を獲得するのが困難であり、スキルの高い人は大企業に流れていくことから、ITベンチャーにとって”経験者だけ採用”というルールを作るのは自滅行為だと言えます。

こういった背景から、「人柄採用」、「未経験歓迎」といったキーワードと合わせて、未経験者のエンジニア職募集求人を出す企業が増えています。その場合、入社した後に研修をする中で、プログラミングやコーディング、設計・デザインなどの技能を身につけることになります。

新卒であれば未経験でも問題なし

一応未経験でも応募できる求人はあるものの、一般求人は経験者と一緒に選考される形になるため、未経験の方は圧倒的に不利です。

ただし、例外的に新卒の方の場合、そういった経験の有無が考慮されることが一転して少なくなります。情報系の専門学校などを卒業している場合は別ですが、一般の大学や高校でプログラミングを学ぶことはなく、テスト・入試の勉強をしてきた学生が大多数ですから、「新卒人材に技術がないのは当たり前」というのがIT業界の認識です。

したがって、新卒の方の場合、経験の有無によって選考結果が左右されることはほとんどありません。その代わり、人柄の良さや学生時代の活動などが重視されるため、学生としての経験の豊富さが問われることになります。

未経験エンジニアの求人選びで注意すべきポイント

働きながら勉強できるという点では、未経験歓迎の求人が魅力的なのは確かです。しかし、未経験からエンジニアになれる、という点を逆手にとり、エンジニア志望の人材を食わんとする企業も少なくありません。そういった企業に遭遇してしまわないよう、注意すべきポイントをいくつかご紹介していきます。

「未経験者歓迎!」は無知を悪用する可能性大

求人を見ていくと、『未経験者歓迎!』や『成長できる環境!』というフレーズが散見されます。一見すると、「初心者にもやさしいところなのかな?」と勘違いしてしまうかもしれません。しかし、その実態はとても悪質である可能性も。

そもそも、大前提として、一般的な企業は技術のない人をエンジニアとして雇用するのは避けています

「即戦力にならないから」というよりは、新人をプロのエンジニアに育てるためのコスト捻出が難しい、という言い方が正しいでしょうか。全くの未経験で、OfficeやGoogleのアプリケーションしか触ったことがないような社員を、実務レベルで通用するエンジニアに育てようと思うと、最低でも1,2か月はかかります。その期間の給与を保障するのはもちろんのこと、学習のための教材まで用意するとなると、1人当たり100万円近いコストがかかるケースも出てきます。大企業ならまだしも、ITベンチャー・スタートアップの企業にとっては大きな負担になることでしょう。

そういった企業がとる一つの施策が、「未経験者歓迎とか言って報酬相場を知らない新人を安い賃金で雇おう!」というもの。いわゆるブラック企業にありがちな話・・・ではなく、割と多くのベンチャー企業で起こっている話です。

エンジニアの給与は新卒でも月20万円ほどは貰えることが多く、エンジニアはリモートでの業務も多いことから、地方であっても相場に大きな変化はありません。しかし、エンジニアになったことがない方は、報酬相場について詳しく知らないため、それを利用して、

「君はまだPHPとJavaScriptとNode.jsしかマスターできてないから、技術的に月収18万円くらいしか出せないなあ・・・」

と割に合わない対価を提示する企業も少なからず存在します。

未経験者を受け入れる求人を探すのは良いですが、異様に未経験でも大丈夫感をアピールしている求人は、できる限り候補から外しておくべきでしょう。

ただ、「実務経験がない」というのを”未経験”と表現している企業もあるため、一概に未経験の受け入れをアピールすることが悪いとは限りません。求人の内容をよく見て、どういったニュアンスで”未経験”と言っているのか見極めることが大切です。

転職・退職を視野に入れているか確認

高度なエンジニアを目指すのであれば、求人を確認する際、「従業員が転職・退職することを視野に入れられているか」を確認するのがおすすめです。

「数十年間同じ企業に従事する」というのは、安定的に収入を得る上では大切なことです。しかし、エンジニアの場合、同じ職場に居続けるとマンネリ化した分野でしか活動できず、経歴の割にスキルが乏しい人材になってしまいます。また、エンジニアは転職を繰り返していくほど経験者として高い給与を得られるようになっていくことから、基本的には転職を繰り返している方が有利です。

したがって、気軽に転職・退職できる企業に入れるか否かで、エンジニアとしてのスキルアップ・収入アップの速度は段違いに変わります。

求人を見た場合に、「10年以上勤務している従業員も多く…」のようなフレーズが目に入ったら、要注意です。成長できないどころか、辞職したい従業員を無理やり引き止め、給与向上などもしないまま使いつぶしている可能性があります。

ただし、「優秀なエンジニアには長期間滞在していてほしい」と要望する企業が多いのも事実です。前述した内容にあてはまるからといって、必ずしも悪質な企業だとは限らないので、実際に社員訪問をするなどして、社内の雰囲気・体勢を掴んでおくのが良いでしょう。

まとめ

未経験からエンジニアを目指すのは、自身のスキルアップ、給与アップなど、さまざまなメリットがあるので、管理人としても良いと思います。しかし、そういった前傾姿勢を逆手にとる悪質企業が多いのも事実。これから未経験の求人を探そうとしている方は、この記事を参考に、悪質な企業の求人を選んでしまわないよう、注意深く内容を確認しながら仕事選びを進めてみてください。

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