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「エンジニアは稼げる」は嘘?薄給のエンジニアがいる現実
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2022/08/04
2025/08/02

「エンジニアは稼げる」は嘘?薄給のエンジニアがいる現実

プログラミングに興味を持ち始めた方の中には、「エンジニア(プログラマ)は稼げる!」という噂を聞きつけてきた方も多いのではないでしょうか。しかし、現状を見ると、そういったお話は少し夢見がちだと感じています。
今回は、管理人が、「エンジニアは稼げる」という話について、管理人個人の見解を示していきます。
この記事は個人の見解であり、客観的な事実をお伝えするものではありません。あらかじめご了承ください。

エンジニアの基本的な収入目安

稼げるかどうかを判断する上で重要なのが、もちろん収入の金額ですよね。「年収1,000万円!」という人を私も直で会ったことがあるくらいなので、高収入を得ている方が一定数いるのは事実です。

では、エンジニアの収入がどの程度かというと、
はじめの内は月収15~25万円程度が相場だと言えます。
所得という話になると、経歴3年でも所得が20万円を下回っている方も珍しくありません。

もちろん、収入は環境によっても大きく異なります。IT業界ではリモートワークが推進されているとはいえ、未だに地方のIT企業ではエンジニアの収入は少し低いです。同程度のスキルだとしても、東京など都心に比べると、収入の金額に10万円以上差が出るケースが多くあります。

経験を積み、エンジニアとしてのスキルを高めていけば収入アップも見込めますが、「エンジニアになっていきなり高収入!」というのは、現実的ではありません

また、これはあくまでも「企業に勤める」という観点なので、フリーランスでお仕事をする場合は、もう少し相場が変動するはずです。

平均年収もそれほど高くはない

これまでの内容から「アレ?エンジニアの給料ってあんまり高くない?」と思った方もいるかもしれません。ここまでの内容はあくまでも私の個人的な見解ですが、実は実際の平均年収のデータを見ても、収入がそれほど高くないことがわかります。

以下は、求人BOXにて公開されている「WEBエンジニアの平均年収」についてまとめられたサイトです。

WEBの平均年収・時給

求人ボックス 給料ナビ (c) Kakaku.com, Inc.

画像を見ると、正社員の平均年収が564万円となっています。

これをどう捉えるかは自由ですが、WEBエンジニアは非常に広義な言葉であり、収入の値はピンキリです。また、グラフだけを見ていても、平均年収900万円を超えている人はほんの一握りであることがわかりますね。

国税庁のデータによると、日本の正社員の平均年収は400万円ほどなので、専門性の高い職種でありながら、平均年収よりも少し金額が高い程度で、言うほど高収入とは言えません。

また、上記のグラフは経歴を問わないものですから、経歴1~2年程度のWEBエンジニアの場合、ほとんどが平均年収400万円未満に位置していると予想できます。

WEBエンジニアの場合は、とりわけ参入の敷居が低いこともあり、全体的にスキルがあまり高くない方が多いのも、平均年収が低めな要因としてあります。

一部の人の収入が低いのはなぜ?

前述のグラフを見てもわかりますが、稼げるとは言われているエンジニア業界にも、年収300万円(月収25万円)すら達していない求人はまだまだ多く、それに伴って収入の低いエンジニアも一部存在します。

これについては経歴はあまり関係なく、歴5年以上でも月収30万円を達成できないケースすらあるのです。

一部のエンジニアの収入があまり高くない理由は、簡潔に言うとIT業界には中小企業が多いという背景が関係しています。

例えば、家具を製造・販売する会社を設立するとしましょう。開業するにあたって、家具の設計から製造を行うための人材および機器の調達はもちろん、それらを出店するための交渉・契約など、あらゆる場面で「お金」がかかりますよね。

一般的に起業する際にはそういった「お金」が多く必要であり、
資金調達の時点から既に高いハードルがあると言えます。

一方、IT業界ではWEB制作など、ほぼ資金ゼロの状態からでもスタートできるようなビジネスモデルが数多く存在します。
すなわち、起業のハードルがとんでもなく低いのです。
その気になれば、1人からでもすぐに何かしらの活動を始められます。

そうなると、資金力がないスタートアップ企業や新しいベンチャー企業が乱立する形となります。
要するに、エンジニアを雇用しようと思っても、高い給料を払える企業は多くないというわけです。
これが、収入の低いエンジニアが出始める理由として挙げられます。

高収入の実態は残業地獄かも?

若手のうちから月収30万円などを謳っている企業は、収入が高いというより、残業が多いという見方をした方が良いかもしれません。

残業が多ければ、それだけ残業代が出るわけですから、月100時間以上の残業をしていれば、モデルケースで言っても歴3年で年収1,000万円近くを達成することは十分可能です。

「平均残業時間は月10時間程度!」という会社は、確かにホワイト率は高いかもしれませんが、そういった環境下で初めから高収入を狙うのは、恐らく無理でしょうね。

プログラミングのスキルが高ければ収入が上がるわけではない

先ほどから「経験を積めば収入が上がる」という説明をしている中で、「プログラミングの経験を積めば収入も上がるのかな?」と考えている方もいるかもしれませんが、必ずしもそうなるとは限りません。

エンジニアに限らず、収入を上げるためには、人材として、どのような需要とマッチしているかが重要になります。この人材を評価するポイントとして、エンジニアとしてシステムの開発・設計を行う技術やスキルがよく見られますが、実はコミュニケーション能力やポテンシャルなど、一般的なスキルについても注目されることが多いです。

つまり、エンジニアとして開発の経験を積んでいったとしても、コミュニケーション能力など基本的なスキルが欠けている場合、収入アップが少しばかり困難になってしまうというわけですね。

外資系企業だと少し観点が変わることはありますが、基本的に高収入を得ているエンジニアは、コミュニケーション能力やマネジメントスキルなど、技術力以外の部分でも長けているケースがほとんどです。

エンジニアとして収入を上げたいなら、正直なところ英語を習得するなど、ITとは離れた部分の努力も欠かせないと言えます。

まとめ

結論としては、エンジニアで高い収入を得ている方がいるのは事実です。しかし、経験を積めば誰でも収入が上がっていくわけではありません。
英語を習得したり、高いマネジメントスキルを身に着けたり、エンジニアとしてだけではなく、人間としてどれほど高い能力を得られるかが、収入アップには欠かせないポイントだと言えるでしょう。

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