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エンジニア業界ではなぜ「スタバでMac」がNGなのか?
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2022/07/22

エンジニア業界ではなぜ「スタバでMac」がNGなのか?

勉強や軽作業などをする際、集中できる環境を求めてスターバックスなどの喫茶店を利用する方は少なくありません。その影響からか、一部のエンジニアがスタバでMacを開きながら開発作業を行う姿も散見されます。しかし、実はエンジニアがスタバで仕事をするのは、基本的にNGなのです。
今回は、なぜスタバで仕事をしてはいけないのか、NGの理由について解説していきます。

スタバで仕事をする危険性

エンジニアの業務に関わらず、一般的にスタバなどの喫茶店でパソコンを用いて仕事をすることは避けた方が良いと言えます。理由としては、仕事をすることによって、さまざまな危険性・リスクが発生するからです。

とりわけ代表的な例として挙げられるのが、「機密情報の漏洩」。

細分化すると色々なリスクが見つかっていくものですが、このリスクについては必ず注意しておかなければならないと言えます。

機密情報の漏洩

前述のとおり、スタバで仕事をする際、最も注意すべきなのが機密情報が漏洩する危険性です。

企業や組織において、開発中のサービスやアプリケーションの情報は重要な機密情報に該当します。当然ながら、そういったシステムの開発をスタバで行うことは、機密情報を外部で取り扱っているということになりますよね。
ましてや喫茶店の場合、誰もが干渉できてしまう空間ですから、なおさら情報の露出度が上がってしまいます。

「パソコンで作業してるのに機密情報が盗まれることはあるの?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。しかし、パソコンで取り扱われている機密情報については、以下のような手口で簡単に入手できてしまいます。

  • インターネット通信の盗聴
  • 偽装フリーWiFiを経た情報漏洩
  • 直接パソコンの画面を見る(ショルダーハック)

特にプログラミングの分野においては、コードをWEB上にアップロードする際に通信を盗聴されたり、コードを書いている画面を見られたりすることで、機密情報が漏洩する可能性があります。末端のフロントエンドのコードであれば漏洩してもそれほど問題にはなりませんが、バックエンドで扱うようなセキュリティ用のアルゴリズムが漏洩すると、システムへの攻撃の糸口にもなり兼ねません。

また、デバッグの画面から開発中のサービスの内容が理解できてしまうと、SNSなどで匿名アカウントから情報がリークされる事件にも発展する可能性が高いです。

他にも離席中にUSBメモリをぶち込まれてデータが盗まれるような物理攻撃の可能性もあり得るので、喫茶店は雰囲気とは裏腹に、仕事をする場としては最悪の環境だと思っておくのが良いでしょう。

組織やクライアントからの信頼を失うことも

スタバで開発作業をするということは、外部で機密情報を平然と晒している状態だと言えます。

基本的に雇用あるいはワーカーとして契約しているエンジニアに対し、組織は情報を外部に漏らさないことを前提として仕事を任せています。つまり、スタバで仕事をするということは、仕事を任せてくれた組織・クライアントを裏切る行為だと言っても過言ではないわけです。

スタバで仕事をしていることがバレてしまうと、組織やクライアントからの信用を大きく損ねる可能性があります。バレなければいい、という話ではなく、それだけ良くないことをしているという自覚は、しっかりと持たねばなりません。

スタバでプログラミングをしても良いケース

はっきり言ってスタバなど喫茶店でプログラミングをするのはやめるべきというのが結論ですが、かといって喫茶店は作業に集中しやすい環境であることから、メリットが一切ないというわけでもありません。
どうしても喫茶店で仕事・プログラミングがしたい!」という方のため、ここからはスタバでプログラミングをしても良いケースをご紹介していきます。

個人開発のプログラムを制作する場合

企業や組織で扱う機密情報が漏洩するのは、組織全体に迷惑をかける可能性があるから”ダメ”なのであって、個人で開発しているものの場合は、情報の漏洩はすべて自己責任と言えます。

したがって、情報漏洩など、数多あるリスクを許容できるのであれば、個人制作のプログラムを喫茶店で開発するのは当然ながらOKです。

WEBサイトのデザインを実装するだけの場合

WEBサイトのデザインを実装するような、フロントエンド部分の開発作業なども、スタバで行う程度ならギリギリOKなラインです。

本当はNGなのですが、仮に情報漏洩が起こったとしても、フロントエンドのコードだけでは悪用するには事足りないため、基本的には問題に発展することがありません。クライアントや所属組織からの信頼を損なう危険性はあるものの、根本的なトラブルに繋がりにくいことから、フロントエンドの開発はスタバで行っても問題はないと言えるのです。

インターネットに接続しない場合

先述したように、機密情報が漏洩する場合は、

  • 通信の盗聴
  • ダミーWiFiの利用

などが挙げられますが、そもそもこれらの脅威は、インターネット通信が行われなければほとんど機能しません

したがって、インターネットに接続していない状態で開発するのであれば、情報漏洩などのリスクを最低限に抑えることが可能となります。検索をしながら開発することが困難になるのは悩みどころですが、ローカルに簡単な軽作業をする程度であれば、喫茶店を活用するのも問題はないでしょう。

まとめ

スタバでMacを使って仕事をするのは、エンジニアに関わらず、多くの職業で基本的にNGとされていることです。
例えば、あなたはプロジェクトの情報を平気で公に晒す人とお仕事したいと思いますか?それと同じです。
エンジニアに限っては、個人開発のプログラムを開発する場合など、一部スタバで作業してもOKなケースはあるものの、可能な限り自宅やオフィスなどで作業をするよう心掛けておくのが良いでしょう。

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